三つ編みも怪しいレベルからはじめたアップスタイル
25歳の頃,安木先生と出会いました。
アップスタイル研究会 安木会の会長です。
アップスタイルというの当時なじみがなくまったく未知の世界。
三つ編みさえも怪しいくらいのレベルです。
ある日たまたま出向いたコンテストでとんでもない髪型に出会います。
別部門での出番を終え のんびりしていたのですが
となりの会場からどよめきが聞こえたので
競技中のアップスタイル部門を覗きに行きました。
どよめきの中心、4人の選手が作り出す
ブロンドスタイルはとても美しく
競技終了後には拍手と歓声が起こりました。
突然現れた彼らが作るスタイルは見たこともない質感で
強烈に印象に残りました。
調べてみると「安木会」という団体の人たち。
次の月にヘアショーがあるということで見に行くことに。
ヘアショー後、安木先生と直接お話しできました。
初めて見る虹色な前髪のインパクトに押され
会話の内容はあまり覚えていませんが
次の週から営業終了後、大阪で練習を見てもらえることになりました。
安木会で練習をしていると
周りは繊細で美しいブロンドのスタイルがたくさん。
いろんな美容室から生徒さんが集まってきて練習をしていました。
遠くは名古屋や東京、北海道、福岡・・・泊りがけで練習に来ている方や、
大阪に部屋を借りてまで練習に来ている方も。
そしてみんな真夜中までひたすら練習をしています。
おぉこんなブロンドのスタイルが作ってみたい!
周りのレベルに圧倒されながらも
どのスタイルから練習できるのかわくわく状態。
しかし当時まだコンテストに出る予定があったでもなく
ただただアップスタイルがうまくなりたいってだけで押しかけた僕。
練習直前、安木先生に聞かれました
安「なにする~?」
僕「え」
安「どんなのする~?」
僕「どんなのとかわからないけど・・・上手くなりたいです!」
安「じゃぁ新日本髪だ」
僕「え」
安「上手くなりたいのなら新日本髪」
僕「え、なんか西洋風のスタイルをブロンd」
安「いいよぉ新日本髪は。」
僕「」
半ば強引に押し切られ新日本髪を始めました。
朝晩練習
夜は自室にウィッグを持ち込んで練習
ひたすらやり続けました。
やりだしてから解ったのですが
新日本髪の工程の中には
ブラシの動かし方
ピンの打ち方
逆毛の立て方
トップの作り方
適切な立ち位置など
アップスタイルの基本が盛り込まれており、
いつのまにか洋風のスタイルも出来るようになっていました。
結局、アップスタイルを学ぶなら
新日本髪からが一番近道だと思います。
各地の婚礼や成人式、七五三などで
新日本髪は作り続けてますが
毎度発見があり、楽しいスタイルの一つです。